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映画 [CINEMA]

若い頃は頻繁に映画館へ行っていたのに
最近はDVDに頼ることが多くなっている
これではいかん…と
昨年から観たいと思ったら映画館で観ようと心掛けている(つもり…)

今週は水曜日に『ヒミズ』を観た
園子温監督の不器用な優しさが垣間見え
ヴェネチア映画祭で新人賞をとった若い二人の勢いのある演技に圧倒
あらゆることに衝撃を受け、かなり余韻に浸っていた

今夜は『永遠の僕たち』を観た
予告を観て “いいかも…” と思いつつ後回しにしていたのだけど
ふと夕方にサイトを見たら最終日…これも運命か…
生きること死ぬこと愛することをこんなに透明感がある作品に仕上げられるのだな…としみじみ
どのシーンも一枚の絵のように美しく
出演者もお洒落で可愛く、サントラも凄く良かった(発売されてないのが残念)

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とりあえずこれから観たいのは…
鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』 http://www.littlemore.co.jp/seijun/
『明日泣く』http://asunaku.com/
『ゲンズブールと女たち』http://www.gainsbourg-movie.jp/
『しあわせのパン』http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp
『サラの鍵』http://www.sara.gaga.ne.jp/
無事観られますように

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『デザート・フラワー』 [CINEMA]

今年初の映画は『デザート・フラワー』
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以前予告を観て単純に
アフリカ出身の女性がスーパーモデルになるサクセスストーリー(実話)だと思ってた

年末、友達に「観に行こうと思ってるんだけどどうだろう?」と聞かれ
「予告を観たら面白そうだったよ…」と軽く答えた

年始に友達に聞いたら「良かったよ…」と言われ
持っていたチラシをよく見たら、
DVDを買ってしまったほどお気に入りの映画『名もなきアフリカの地で』と同じ製作者
やっぱり観ておこうかな…と軽い気持ちで観に行った

美しいアフリカの大地の映像、
美しい主人公(演じているのも現在活躍しているトップモデルさん)
その裏側には今もアフリカの一部で行われている儀礼
「FGM(Female Genital Mutilation:女性性器切除)」という深い問題がある
(毎日8000人、毎年300万人、現在FGMを受けさせられた女性は1億3000万人以上もいるそう)
私達には想像もつかない現存する重い問題に涙が止まらなかった

世界には自分の知らないことが多いこと
日本に生まれた幸運さを本当に痛感させられた
自分はこんな自由に何でもできる所に生まれたのだから
もっとしっかり生きていかなきゃいけないと思わされた
今年初めて観るには良い作品を観たのでは…としみじみ
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『ミックマック』 [CINEMA]

映画「ミックマック」を観た

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期待を裏切らない面白い映画だった
社会風刺をコミカルに描いてある

ジャン・ピエール・ジュネ監督の映画が好きだ
監督の作品は一作目から全て見ているが
絶対映画館で見た方が良い作品だと思う
代表作はどうしても「アメリ」になるが
個人的には「デリカテッセン」や「ロストチルドレン」の方が好み
今回の「ミックマック」は後者の雰囲気が強く
登場人物のキャラクターも面白い
おまけにさりげなく現代社会の問題点を衝いてあったりして
(武器会社の現在のフランス首相の写真が飾ってあったりして…)
私の中では今No.1だと思うのだが…

彼の映画は音楽も素敵
今でもアメリの音楽はフィギアスケートでもよく使われている
ちょっと抜けた感じの音がたまらなく愛おしい

次作はどんなものが飛び出すのか…
楽しみなような…怖いような…
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映画館 [CINEMA]

最近はDVDで映画を観ることが多いが
若い頃は小さな映画館によく映画を見に行った
その頃行ってた映画館は今はもうほとんど存在していない
そりゃ観客一人ってこともたまにあった映画館じゃあしかたないか…

8月に元町商店街の中に『元町映画館』という新しい映画館ができるらしい
http://www.motoei.com/sakuhin.htm

上映予定の映画が少しずつ決まっているみたいだけれど
それ以降どんな趣きの映画が上映されるのか…ちょっと楽しみ

なかなか文化や芸術が育まれない神戸だけれど
ずっと長く存在し定着しますように
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『プール』 [CINEMA]

『プール』を観た

『かもめ食堂』 『めがね』を観たのなら観なければ…
「絶対観たい」という気持ちより義務感のようなものが強かったので
正直それほど期待はしていなかった
(三部作と言われるものは尻すぼみになることが多い気が…)

感想…私はこの映画…好きだ
何も無い…といわれれば何もない数日間のことなのだが
人と人との距離感、死生観、やりたいことを行動に移すということ…
自分に置き換えて思うこと、考えることが多々あった
そして何よりタイに行って美味しい料理を食べ、空を見たくなった

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パンフレットのデザインは今回もセンスが良い
…しかし…プールの部分が全頁切り抜きになってて非常に読みづらい(笑)

『剱岳 点の記』 [CINEMA]

『剱岳 点の記』を初日初回で観た

壮大で美しい山の風景
刻々と変わる天候
二年前、剱岳に一番近い “剱山荘” まで辿り着いたものの
悪天候と残雪で断念したことが蘇る
雪深くて足が埋もれて歩くのが大変だったこと
風が強くて吹き飛ばされそうになったこと
雨が横から吹きつけてきて辛かったこと
そんな数々のことが映画を観ていて思い出された

今、私達が奥深く険しい山に登ったり歩いたりできるのも
最初に山を登り測量した人たちがいてくれたから出来ることで
飛行機や衛星が無く、人力しか無い時代に
地図を作り上げた人たちの苦労や努力って本当に凄いな…と思った

「何をするかでなく何のためにするか…」
そんな映画内での言葉が印象深かった

今年はきっと登頂する人は多いだろう
私も、この痛んだ膝で剱岳に登れる日が来るだろうか
そんな日が来ることを祈っている

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…しかし
この映画の館内の平均年齢の高さにはビックリ
上映中あちこちで話し声がしたのは
きっとそれぞれの剱岳の思い出を話していたのだろうと思う

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